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新型コロナ感染者の爆発的拡大への対応に関する緊急申し入れ
党区議団はコロナの感染拡大によって医療体制が逼迫する中、8月27日に以下の申し入れをおこないました。
千代田区長 樋口たかあき殿
新型コロナ感染者の爆発的拡大への対応に関する緊急申し入れ
2021年8月27日
日本共産党千代田区議団
新型コロナ感染者の急増で、都内の医療が崩壊寸前の危機を迎えています。そうした中、政府は8月3日、重症患者と重症化リスクの高い患者以外は「原則 自宅療養」という重大な方針を打ち出しました。小池都知事もまた「自宅も病床のような形でやっていただく」と「自宅療養」を広げる方針です。この方針は、患者を事実上「自宅に放置」する無責任きわまるものです。
現在、全療養者に占める入院患者の割合は10%、宿泊療養患者の割合は5%にすぎず、圧倒的多数の患者が「自宅療養」を余儀なくされています。そのため手遅れで亡くなったり、重症化したりする方が後をたちません。
千代田区でも約120~30名の方が「自宅療養」を強いられ、大きな不安をかかえています。命を守るために、国と都の「原則自宅療養」方針を撤回し、症状におうじて必要な医療をすべての患者に提供することを大原則にすることが欠かせません。
また新学期が始まることに、学校関係者の不安が広がっています。これまで感染しにくいとされた子どもへの感染が顕著に増え、子どもから大人に伝播する新たなパターンも報告されています。それだけに学校、保育園等における検査を頻回に行う必要があります。
以上をふまえ、次の5点を要望します。
❶入院を制限する「原則 自宅療養」方針の撤回を国と都に求めること。
❷医療機能を強化した宿泊療養施設、臨時の医療施設などを大規模に増設するとともに、入院病床をさらに確保するよう国や都に求めること。
❸パルスオキシメーターや酸素濃縮装置を十分に確保し、在宅患者への往診や訪問看護など在宅医療を支える体制を強化すること。
❹自宅療養者の増加に対応するために保健所体制の強化をはかること。
❺学校、保育園、学童クラブ等において、実態に応じてPCR検査を行政検査として行うとともに、頻回に簡易検査を実施すること。
以上
カテゴリー:ニュース一覧 | 投稿日:2021.09.03